【パラアスリート × アクションスポーツフォトグラファー】ゴールボール・安達阿記子選手

2019/03/07

FMX、BMX、ブレイクダンス等のアクションスポーツシーンで活躍するフォトグラファーが、パラアスリートの魅力をダイナミックに写し出すポートレート。ゴールボール・安達阿記子選手 × フォトグラファー・Naoki Gamanによるセッション。所沢にて撮影を行いました。

この撮影をきっかけにゴールボールをはじめて見させていただきましたが、「激しい!」の一言。普段BMXを撮っている私から見ても、本当にエキサイティングな競技でした。ゴーグルで目隠しをした状態で鈴の入ったボールを投げ、チームで力を合わせてゴールを守る。鈴の音と感覚だけでここまで動けるのか、と驚きの連続。他の選手の皆さんに積極的に声をかけ練習をまとめながら、自分のスキルアップのためにも努力する安達さんは本当に輝いており、そのアスリートとしての美しさとかっこよさを残せるよう撮影をしました。ゴーグルをすることでどんな人でも一緒に楽しめるゴールボール。この競技の素晴らしさがより多くの人に伝われば幸いです。(フォトグラファー:Naoki Gaman)

PROFILE

安達阿記子(あだち・あきこ)

1983年9月10日生まれ、福岡県出身。14歳のときに病気のため右目が視覚障害になる。その後20歳のときに左目も視覚障害に。

06年に国立福岡視力障害センターへ入所した際、ゴールボール競技と出会う。その翌年にはブラジルでの世界選手権、08年には北京パラリンピックに出場。その後も海外遠征で試合を重ね、12年ロンドンパラリンピックの日本代表選手として選出され、本大会で悲願の金メダルを獲得。パラリンピックの団体競技における日本の金メダル獲得は史上初の快挙だった。15年、IBSA ゴールボールアジア・パシフィック選手権大会優勝。決勝戦で決め手となる得点を入れ、16年リオデジャネイロパラリンピック出場権獲得。

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